2014年7月21日月曜日

自転車で遠くへ行きたい ~千葉県香取市 水郷佐原水生植物園と水郷風景~

500PXで熱帯性の睡蓮を見て以来、その美しさに惚れて、熱帯性の睡蓮を撮影できる所を探していました。
手持ちのレンズで一番望遠が効くのでも100mmなので、近くで撮影できる事が条件です。
熱帯性の睡蓮をキーワードにしてググってみると、水郷佐原水生植物園がヒットしました。

距離は自宅から75kmほどで、蓮は行田市古代蓮の里を上回る300種類以上あり、熱帯性の睡蓮もあるとのこと。
これは行くしかないでしょう!

蓮は早起きしないと撮影できません。
いつもの如く、朝3時に起きて家を出ました。
日の出

朝靄

蓮の撮影のため、朝3時半には家を出ると友人に言うと、大体みんな呆れた顔をします。
我ながら物好きだと思いますが、今の季節、自転車で走るのは深夜から早朝が一番快適です。
暑くありませんし、車も少なく快適に走れます。
陽が昇る前に街灯が全く無い所とか、昼なお暗いような森の中とか、トンネルの中を走る時は怖いですけど。

陽が登り始めると、いつもの美しい田園風景が目の前に広がり始めます。
水田や畑を見ると、いつも美しいと思います。

千葉県白井市を経由して、県道11号に出て、利根川沿いに自転車を走らせます。
利根川サイクリングロードをひた走るのですが、道幅は4mほど有り、手入れが行き届いた舗装で非常に走りやすいです。

しばらく走っていると、利根川の土手に目を疑う光景が!
えええ!牛の放牧??

なんと、土手にたくさんの牛が一定間隔で放置されています。
どうやら小さな杭に繋がれているようですが、周りに誰もいません。
近くで撮影しようと思いましたが、柵もなく、巨大な動物なので怖くて近づけませんでした。
いやー、さすが坂東太郎の土手、色々な事があるようです。

しばらく快適に走り、水郷佐原水生植物園まで20kmほどの地点で遠くに巨大な山脈らしき物が見えました。
あれ?こんな所に山があったっけ?と思いつつ走っていると、山ではなく延々と続く巨大な雲。
どうやら前線らしいです…。

晴れているこちらは高気圧で、雲の向こうは低気圧らしく…。
どうみてもその雲の中に突っ込んでいくようです。
あー、青空の下で撮影したかったのに…。

予想通り分厚い雲の下は、いつ雨が降ってもおかしくない状況。
水郷佐原水生植物園の手前、7kmほどの地点で弱い雨が降り始めました。
カメラを濡らしたくないのに…。

水郷佐原水生植物園に到着。

幸い、雨は上がったものの、いつ降ってもおかしくありません。
熱帯性の睡蓮を撮影したいので、雨には負けず、すぐに撮影に入りました。

まずは蓮がお出迎えですが…。
蓮までが遠いよ!!100mmじゃ、撮影無理!!
おまけに、まばらにしか生えてません。

園内を歩き回ると、近くで撮影できるところがあったので、ちょっと安心しましたが…。
蓮は終わりかけでした

現在、水郷佐原水生植物園は蓮祭りの最中なのですが、今年は蓮の時期が早かったのか、今日が見頃の終わりでした。
おそらく、来週はダメでしょう。
せっかく撮影に来たのに、ガッカリです。
それでもメゲないで撮影します。
縄張り争いする蜂


蓮は行田市古代蓮の里で、600枚以上撮影したので、そこそこに切り上げ、熱帯性の睡蓮を探します。
しかし、いつもの温帯性の睡蓮しか見当たりません。
ピンクの温帯性睡蓮

白の温帯性睡蓮

いやいや、温帯性の睡蓮ならおなじみの水元公園で撮影できるのですよ!
熱帯性の睡蓮を探し求めて、ウロウロ歩きまわると…。
見つけました!!
小さい鉢植えに二輪だけ…orz

熱帯性の睡蓮を育てているわけではなく、販売用に小さな鉢で売っている物を展示しているだけでしたorz
ピンクの熱帯睡蓮

紫の熱帯睡蓮

なんか……。
雨の降る中、東京から70km以上も自転車漕いできたのに、蓮は微妙。
熱帯睡蓮は小さいのが二輪だけ…。
蓮の葉にお茶を注ぎ、気管からお茶を吸って呑む象鼻杯
写真を通りすがりに写させていただきました。

このままでは終われません。
幸い晴れてきたので、近くにある伊能忠敬記念館に行ってみることにしました。
水郷佐原水生植物園からは8kmほどです。
水郷風景があちこちにあります

伊能忠敬と言えば、江戸時代の天文学者で天文知識を活かして、正確な日本地図を作成した方です。
こちら香取市の出身だったのですね。
入館には500円がかかりましたが、楽しめました。
伊能忠敬記念館

私は水郷佐原水生植物園と伊能忠敬記念館は別々に購入したので、合計1000円払いましたが、最初から両方に入るつもりならお得なセット券(700円)もあります。

伊能忠敬記念館を見た後、2分も歩くと水郷風景が広がっていました。
江戸時代の頃を彷彿とさせる街並み

観光船がありました

観光船は30分の乗船時間で1300円。
水郷風景を見せてくれるというので、乗ってみました。
船での観光の様子。鴨は飼っているわけではなく、2週間前に突然現れたそうです。

ガイドの女性。いい顔をしていたので、街並みよりガイドさんを撮っていました(笑)

旧い町並みが郷愁をそそります

水面を渡る風が気持ち良く、江戸を思わせる雰囲気と相まって最高でした。

下船後、自転車にまたがり帰途につきました。
国道356号に出て、利根川を遡上します。

印西市で利根川と別れ、市街地に入ると…。
お祭をやっていました。山車やお神輿が出ていて賑やかです!
子供山車 可愛い!

山車が三台 結構、大きな規模の山車です

美しい女性



天狗

神輿の上の鳥 朱雀か不死鳥でしょうか

蓮や熱帯睡蓮は残念でしたが、水郷風景やお祭を見れて満足なサイクリングでした!!

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