2014年9月28日日曜日

ふたたび巾着田へ

前回の日記で巾着田で曼珠沙華を撮影してきた時の事を書いたのですが、とても良い所だったので気に入ってしまい、昨日、また訪れてきました。

ただし今回は自転車ではありません。
巾着田最寄り駅 高麗

西武鉄道池袋線を利用して、電車で行ってきました。
自転車が壊れたとか、私が怪我したとかではなく、曼珠沙華以外の高麗屋敷とか巾着田周辺をのんびりと見て回りたいのと、露店の商品とかを買ってお土産にしたかったので、電車をチョイスしました。

ところで巾着田の付近の高麗郡という地名について、ここは朝鮮半島とつながりがあるのかが、前回来た時から気になっていました。
調べてみた所、西暦668年に朝鮮半島の国である高句麗が、唐と新羅によって滅ぼされた時に逃れた王族や難民が、当時、原野だった武蔵の国高麗郡住み着き開拓したそうです。
へぇー、歴史豆知識って感じでした。

駅から巾着田までの道中にたくさんある露店 商品はテント裏の畑から直送で10秒です

この時期の巾着田は曼珠沙華の集客力で大賑わい。
高麗駅から巾着田までは上の写真のように露店がたくさん出ています。
自転車で出かけると、いつもこういう露店を見る度に買おうかと思うのですが、重いのと、ちゃんとした形で持って帰れる自信がないので、いつも買いませんでした。
しかし!
今回は買えます。

花ナス


花オクラ

露店で花ナスと栗、冬瓜を買いました。
冬瓜はとても大きい物が一個100円とか、ホント安いです。買ったものは帰りまで預かってくれます。

驚いたのは花オクラです。花の形から見ると芙蓉とか葵の仲間のようですが、オクラの花です。
露店で試食させていただいたのですが、さっと湯がいたものを三杯酢に付けて食べると、さっぱりしていてとても美味しい。
これも購入しました。
地方に来ると、珍しいものが沢山あります。

またこの露店のおじさんと話し込んでいたら、巾着田の帰りに訪れる予定だった高麗屋敷のボランティアの方を紹介していただきました。説明が上手だから、ぜひ訪ねて行きなさいとの事。
ありがたいことです。

かかしの展示?(笑)

高麗駅から巾着田までは歩いて10分かかりません。

高麗川と曼珠沙華

昨日の曼珠沙華は盛りを過ぎて、花は終わりかけでした。
ピークは先週だったようですね。

くるみがなっていました

可憐な曼珠沙華

巾着田は曼珠沙華で有名ですが、コスモスとそばの花も見応えがあります。

気持ちのよい青空でした

ちょっとお洒落に撮影

そばの花

天気が良い時の巾着田は天国ですね。

アマクリナムも栽培されています

今回も曼珠沙華を撮影したのですが、前回の撮影の経験から、曼珠沙華を集団で撮影する時には、引いて全体を均等に写すと美しく写ることがわかったので、経験を活かしてみました。
木漏れ日の陰影が美しい


前回の曼珠沙華の写真より、綺麗に撮れた気がします。

曼珠沙華まつりの会場には沢山の露店も出ています。
前回同様、栗おこわときりたんぽ鍋を購入して、巾着田の周りを流れる高麗川のほとりでいただきました。
美しい高麗川

昼食後は地元の酒造メーカーが露店を出していたので、日本酒を試飲してみました。
巾着田に出店していた地元の長澤酒造

純米本醸造の升酒一杯で500円でした。
升が200円なので、おかわりは300円で飲めます。
このお酒が辛口でスッキリとした味わいで、本当に美味しい!!
美味しくて二杯飲んでしまいました。
おみやげに純米大吟醸のワンカップを買いました。

お酒も入って、かなりいい気分になりながら、高麗屋敷を目指します。
高麗屋敷とは昔の庄屋さんの屋敷なのですが、かなり歴史的に価値のある建物で、平成26年4月25日に国登録有形文化財に指定され、観光客にも見てもらえるように開放されています。

高麗屋敷は無料で見学することが出来ます。
敷地はとても広く、4,900坪あるそうです。



まだ床の補強工事が済んでいないので、中に上がることは出来ないのですが、土間等は入れます。
金張りの襖の部屋は銀張りの襖の部屋、彫刻すること無く木目のみで作った鶴や龍の装飾など、本当に豪華な作りです。
2月25日から3月10日くらいまで、この屋敷を使ってひな祭りをするそうです。
その時に、また訪れてみたいと思います。


帰りにまた露店を訪れて、朝買った物を受け取ろうとしたのですが、花オクラだけが売れてしまってなかったので収穫してくるとのことです。
農家のおじさんから、
「収穫はすぐに済むから、中に入って一杯やれよ」
と声をかけられました。
一応、ご遠慮したのですが、まぁ飲めと言われ、嫌いではないのでいただいてしまいました(笑)
 
農家のおじさんお手製の果実酒

果実酒を作るのが趣味というだけあって、旨いです。とても強かったですが(笑)
マタタビとボケ、山葡萄とコーヒーの果実酒をいただきました。
つまみは奥様特製の梅酢漬けのたくあんや、100%米粉で作ったお団子です。
いやー、美味しかった。

途中で飲んだ日本酒と果実酒のお陰で、もういい気分!
帰りの電車ではぐっすりと寝てしまいました。
景色もいいし、人もいい。
巾着田は良い所です。

2014年9月19日金曜日

自転車で遠くへ行きたい ~埼玉県日高市巾着田 曼珠沙華まつり~

今日は仕事の予定だったのですが、娘が熱を出してしまい、医者に連れていかなければならなくなりました。
医者の時間までは大分あるので、こんな平日の朝からブログの更新です。

埼玉県日高市巾着田で500万本の曼珠沙華が咲き誇る、曼珠沙華まつりがあると聞いて、昨日行ってきました。


私は曼珠沙華、彼岸花が好きです。
華やかな赤い花、そしてまっすぐに伸びた緑の茎。美しいと思います。



幼少の頃、曼珠沙華を見て母親に
「真っ赤な赤いきれいな花が咲いてたよ!」
と報告したら、
「あれは縁起の悪い花。毒があるから触らないように。」
と言われてガッカリした事を覚えています。

その後も、色々な人から赤い色は血の色だとか、碌な話を聞きません。
でも好きな物は好きです。
お彼岸の頃に咲くからといって、美しいものを否定するのはおかしいと思います。

500万本の曼珠沙華が咲き誇るお祭りと聞いては、行かないわけにはいきません。
早速、自転車で行ってきました。

ところで今回のブログの自転車の写真ですが、ヘルメットを地面に置き、その上にペダルを乗せることで自転車を自立させて撮影しています。
これはGoogle+Japan Cycle Clubの投稿を見ていたら、 +Shigeko Nakagawa さんの投稿で紹介されていたテクニックです。
いままで自転車を撮影する場所に苦労していたのですが、このテクニックのお陰で自由度がグンと高まりました。ありがとうございます。

日高市までのルートは、特に見るべき場所や興味を引く場所もなかったので、あまり撮影しませんでした。
巾着田はとてもよい景色の場所でした。
巾着田 ポニーや馬もいました

到着してすぐに撮影をはじめました。

開花状況はまだ五分咲きといった所でしたが、それでも圧巻の数でした。
数による美しさを引き出そうと、悪戦苦闘してみました。

普段は花の撮影では使わない35mmレンズを使って、f値を大きめにして撮影してみました。


いやぁ、曼珠沙華の撮影は難しい。
花は大きく奥行きがあり、そして鮮やかな赤い色。
私はどちらかと言うとハイライトを活かしたハイキーな写真の方が得意なのですが、曼珠沙華の場合、黒をはっきりと出しコントラストを付けないと美しくありません。
また前ボケや後ろボケも量を抑えないと、赤すぎて毒々しい色になってしまいます。
いつもの事ながら、日々勉強ですね。

色々な構図を試します。
見上げてみました

ボケの中に浮かび上がるように写してみました

3時間ほど撮影して350枚ほど撮影した所で、撮影を切り上げました。

曼珠沙華まつりというだけあって、出店もたくさんありました。
昼ごはんは途中で見つけたラーメン屋さんでとるつもりだったのですが、出店が美味しそうだったので、まつり会場で買い食いしてみました。
栗おこわときりたんぽ鍋 美味しかったです。

それにしても巾着田は良い所です。
曼珠沙華群生地の脇を川が流れているのですが、水も美しく、沢山の人が遊んでいました。

これは子供が小さい時なら、車で何度も連れて遊びに来たでしょうね。
行田市古代蓮の里もそうでしたが、娘が小さい時に知っていれば連れて来たかった所を今になって知ることになり、残念です。

撮影が終わった後、駐車場の近くにある牧場に移動し、ポニーや遊んでいただきました。
ポニーと遊ぶご夫婦を撮影させていただきました

かなり人懐こいポニーです

私の三脚に興味津々


美しい花と美しい景色が見れる、本当に良い所でした。
また行きたいと思います。

2014年9月13日土曜日

ポタリング ~隅田川橋巡り~

私の住む東京の下町は、川と切っても切れない関係です。
近所にたくさんの川が流れており、ゼロメートル地帯のため、川面も近く、常に川とともに暮らしています。
ただ自転車でサイクリングとなると、サイクリングロードが整備されている荒川や江戸川が定番で、たまに中川や利根川という感じです。

隅田川も身近なのですが、川沿いはサイクリングする感じではなく、ジョギングとか散歩用に整備されているため、川沿いを走ることはあまりありませんでした。
でも、隅田川の橋はそれぞれが個性的な上、ライトアップされていて美しいのです。

東京湾の河口から言問橋まで、特徴的な橋や橋から見える風景を撮影しながらポタリングしてみました。

竹芝桟橋からスタートします

竹芝桟橋からは勝鬨橋はすぐ近くに見えます

綺麗にライトアップされた夜景を撮影したいので、竹芝桟橋でしばし待機です。
橋は日没を感知して自動点灯するので、季節により点灯時間は前後します。

待っている間に夕焼けを撮影してみました


今日の日没は17時52分。18時過ぎまで待機してスタートしました。
いよいよ撮影開始 竹芝桟橋より対岸を望む

まず最初は一番下流の橋、勝鬨橋からです。
竹芝桟橋からは、すぐそこに見えるのですが、浜離宮築地市場があるため川沿いには行けず、一旦、海岸通りに戻り、海岸通りから汐留で新大橋通りに入り、新大橋通りから勝鬨橋に出ます。
愛車と勝鬨橋 けっこうお気に入りの写真

隅田川の橋の美しさを知る切っ掛けとなったのが、勝鬨橋です。
勝鬨橋から両国橋の手前までは、川沿いの道が整備されていて自転車で走行可能です。

次は佃大橋です。

佃大橋はライトアップもされておらず、あまり面白味は無いのですが、橋の上からの眺めは綺麗です。

次は中央大橋です。

中央大橋は橋の中央部、欄干の外にモニュメントが有り、いつも撮影してみたいと思うのですが、近づけないので諦めています。
いかにも都会って雰囲気の場所ですよね。

隅田川には支流がたくさんありますが、支流に掛かる橋も綺麗です。
佃大橋から中央大橋に移動する時に通る橋 その1

佃大橋から中央大橋に移動する時に通る橋 その2

支流にかかる、あまり有名でない橋も美しいです。

次は永代橋です。
中央大橋から永代橋を撮影

永代橋は道の名前にもなっている、有名な橋です。
隅田川の橋の中では、勝鬨橋に次いで美しい橋だと思います。
実際、この辺りは有名な撮影スポットで、いつ行ってもカメラマンを見かけることが出来ます。

永代橋と清洲橋の間にある、支流に掛かる橋

撮影した日は涼しく、川面を渡す風が気持ち良く快適だったので、カメラマンは本当にたくさん見かけました。

次は清洲橋です。
清洲橋 ちょうど屋形船が数隻、通過してくれました

清洲橋もライトアップされているのですが、勝鬨橋や永代橋に比べるとちょっと落ち着いた感じ。
清洲橋も道の名前になっており、とても有名な橋です。

次は新大橋です。

新大橋は形はシンプルですが、とても力強いデザインで、好きな橋です。
綺麗に撮影してあげられてよかった。

新大橋を過ぎると両国橋ですが、両国橋はライトアップされておらず、撮影してもつまらないので撮影しませんでした。
両国橋の次は蔵前橋と厩橋といった、とても有名な橋が続くのですが、川沿いの道があまり整備されておらず、自転車で走る感じでは有りません。
走れないことはないのですが、好んで走りたくなるような道では有りません。
そのため、撮影はパスです。
次の駒形橋からの風景は綺麗ですが、吾妻橋とニアイコールな感じなので、撮影はパスです。

そして駅の名前にもなっている吾妻橋です。
ここから先は時間切れで撮影できなかったため、在庫写真から掲載します。

スカイツリーとアサヒビール本社、金色の炎のビルと墨田区役所がいっぺんに撮影できる超有名スポットです。
スカイツリー撮影の人気ナンバーワンの場所だと思います。

そして最後は言問橋
これも在庫写真からです。

言問橋から見るスカイツリーは本当に迫力があって、お勧めです。

言問橋の隣は桜橋といって、これまた美しい橋ですが、本日は行くことが出来ませんでした。
皆様も隅田川サイクリング or Photo walkはいかがですか?
楽しめますよ!!